- 今回は日本では「THE FIRST SLAM DANK」や「すずめの戸締まり」、「アバター」の影に隠れていますが、注目作の「非常宣言」を鑑賞しました。
- とても面白かったので、ぜひおすすめです。ネタバレありますが、感想含めてご覧ください。
- こんな人におすすめ!!
- 「THE FIRST SLAM DANK」とかアニメ映画を観尽くした or アニメ映画が苦手な人。
- マーベルなどのアメコミにもついていけなくなり、違うエンタメ作品を観たい人。
- 「新感染」、「パラサイト 半地下の家族」など韓国映画面白いじゃん!!次は何を観ようかなと思っている人。
作品情報
- 作品名:非常宣言
- 原題:EMERGENCY DECLARATION
- 監督:ハン・ジュリム
- 脚本:ハン・ジュリム
- 主な俳優:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン
ネタバレ感想
- ここから先はネタバレの情報を含んでいますので、ご注意ください。
- 前評判を聞いていたが、想像以上に面白くて、最近のハリウッド映画でもここまで面白い展開の作品は観ていないと感じました。
- 上映時間は141分とやや長めでしたが、ストーリーの展開が早いので、テンポ良く進んでいくので最初から最後まで飽きずに楽しめました。
- 日本でもすっかりお馴染みのソン・ガンホとイ・ビョンホンが軸に動いていくが、話は追いやすいです。知っている人が出ていると、安心。イ・ビョンホンはハリウッド映画も出るようになってからしばらく観ていませんでしたが、渋みが出てきた感じですね。(日本でいうと、「役所広司×真田広之」みたいな組み合わせですかね。)
- 地上と飛行機内でのやりとりが時間軸として「そんなに早く事が進むか?」と思うところはあるが、エンタメ作品として考えるとあんまり気にならないです。
- 「バイオテロ」という、ある種コロナウィルスを連想させるためフィクションではあるが、現実的に起こっても不思議でない環境下にいるため、感情移入や「自分だったら?」、「日本で起こったら?」など考えてしまいました。
- 日本の航空自衛隊が出てきて、飛行機に威嚇攻撃をするシーンがあるのですが、自衛隊は自ら攻撃することはないだろうと思いました。ストーリー上、あれくらいの演出をしないと飛行機降りちゃうので仕方ないですが(^_^;)
- しかしながら、「新感染」同様に、ある種の隔離されたシチュエーション内を使うが本当に上手い。出来ること全部やる!!みたいな感じが良かったです!!
日本映画について思うこと
- この作品を観てまず思ったことは、韓国はエンタメ作品を作るという点では1、2歩も先に進んでいると思います。これは映画限らず、ドラマや音楽もそうですが。
- 最近の日本の実写映画は、主に【ドラマの続き】や【マンガの実写】が大半であり、映画単体で楽しむ作品は少ない気がしています。マンガの実写も成功している作品や面白い作品もありますが、【ドラマの続きは映画で!!】みたいな流れが出来ているのが、ちょっと残念だなと思います。(「踊る大捜査線」が映画化される頃は、そういう流れがなかったので「えっ!!マジで!楽しみ!!」と思ったのは事実。)
- 日本はアニメが絶好調なので、世界的エンタメコンテンツとしてはアニメを丁寧に作ることが重要なのだろうなと思いました。自分も数年前に比べて、圧倒的に劇場でアニメを観ることが増えましたし、素人目に見ても映像の綺麗さにびっくりします。
- それぞれの良さがありますから、どちらも引き続き楽しみにしながら鑑賞していきたいと思います。
- 長々とお読みいただき、有難うございました!!
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